病床のシンプル

ミヤタです。
前回の日記ですこし書きましたが、先週末に風邪をひきました。

発熱してほぼ三日間寝込みました。
こんなの、5年以上前インフルエンザにかかったとき以来。

今回はインフルエンザではなかったけれど、
熱が39度まで上がるとさすがにしんどいです。
本を読んだり音楽を聴く余裕はなくて
体の状態に耳を澄ませるしかない時間が過ぎていきます。

体が、必要な温度や湿度を摂取するのを感じていました。
最初は布団のなかにいてもまだ寒くて、毛布を追加して
あぁすこしずつあたたまっていく、よかった。と思ったり。
手足に向けて、あたたかい血液の流れを感じるような気さえしました。

普段、体のことを後回しにして考えていることがよくわかりました。
問題なく動いてくれるものとして、つい無理をさせていたなぁと。

繊細に複雑に入り組んだものの美しさにひかれるけど、
人体は間違いなくそのひとつだけど、正しく保つためには
逆にシンプルなものが必要なのかもしれません。

シンプルに思考する時間、シンプルに休息する時間。
強制的な休暇のような三日間は、そのことを考える
とてもよい時間になりました。

まだすこしふらっとする瞬間もありますが、ほぼ完治しました。
ゆっくりとしずかに体がよろこぶことを、
すこし増やしてあげようと思います。