浴衣デビュー

ミヤタです。
浴衣を買いました。

 

去年の夏から欲しいなと思っていたのですが、
時間もなくそのままになっていました。
今年は、紹介してもらった京都の和裁屋さんに
行くことができてそこで何着か試着させてもらって決めました。

 

デザインにはわりと興味があって、
自分で「いいな」と思うものはわかっているつもりでした。
服しかり、生活用品しかり。
でもそれは人間のイメージがかたちになったものが多く、
浴衣や着物など、自然をモチーフにしたものを見るときは
やはりちがったものの見方をしないといけないなと感じました。

 

というのも、
浴衣を見た印象と着てみた印象が全然ちがうのです。
羽織ってみるのと帯をあわせるので、またちがう。
ひと(顔のつくりとか体型)、背景(場所、時間)に
より大きく依存するんだなと感じました。

 

例えば花をモチーフにした浴衣があります。
繊細に描いてある花は、その花が咲いているような
空、場所にはすごくきれいに溶け込みます。
でもハマらないと違和感になる。

 

買ったのはオーソドックスな縦じまのものと、
黒地に赤い蘭菊をあしらったもの。
蘭菊は、最初「やりすぎ」と思ったけど
着てみたらものすごくいい感じだった
(と思った)ので2着目として買ってしまいました。

 

むずかしいけどおもしろい。
歴史のあるものは、さすがに深いですね

 

はじめて浴衣で歩いた京都の街は新鮮に見えました。
暑かったけど、浴衣のなかを風がとおって、
歩くのが気持ちよかった。