2008年、よく読んだ本。

ミヤタです。
音楽に続き、今年よく読んだ本について。

宝塚に引っ越してから、図書館に通うようになりました。
歩いて行ける距離がうれしくて。

普段は家に置けない大判の本なんかを一時的に所有できるのがうれしい。
ファンタジーと美術の本を借りまくりました。

こどものころ読んで以来、10何年かぶりに
読みなおした『ゲド戦記』が強く印象に残っています。

第一部、影との戦いの結末がすごい。
シンプルに力強く、唐突に真実に近づく。

登場人物の心の描写、魔法への憧れや風景の描写が、なぜか
なつかしさを誘うのはファンタジーの力なのかなと思います。
何度も読みなおしてしまいました。

絵をみるたびあたらしい発見があるロートレック
いいなと思っていたいけど『ロートレック・ストーリー』を読んで
はっきりと好きになりました。もう逃れられない感じ。

ほとんど画集のような本です。
代表的な作品から、スケッチのようなものまで。
今日はこの絵のこの登場人物が気になる、みたいな感じで
返却して次の本を借りるのがもったいない、と思ってしまいました。

図書館は、2008年の本を語る上ではずせないトピックですがもちろんそれ以外にも。
すすめられて読んだエリザベス・キューブラー・ロスの本はすばらしかった。
そしてやっぱりよく読んだ吉本ばなな江國香織大崎善生

移動中、いつも何冊か本を持っていました。
たとえ読まなくても。いつでも読めると思うだけでしあわせな気持ちになれた。
カフェに長時間滞在して一気に読んでしまうこともよくありました。

その世界にはいりこむと、そちらが現実に変わります。
ちいさな本のなかのおおきな世界。

2008年、たくさんのものをくれた素敵な本への感謝をこめて。

そして、一年間日記を読んでくれたみなさんに感謝をこめて。

ありがとうございました。よいお年を。