負けず嫌いと彫刻をみた日のこと

ミヤタです。
とある小説を読んでいて、昔のことを思い出しました。

小学校のころのこと。
なにかの時間に彫刻をみて衝撃を受けました。

歴史ある小学校の、暖色につつまれたこじんまりとした教室に
それは不似合いなほど力強く存在していました。
立体の持つ力はすごくて、いまにも動き出しそうな姿に圧倒されました。

どんな彫刻だったのか、細かいところはまったく記憶にありません。
でも美しく躍動感があってすこしかなしい、と思った
そのときの心の動きははっきりとおぼえています。

そして、負けるか、と思いました。
何に?と言われてもよくわかりません。
きっと、負けず嫌いだったんだと思います。
車酔いしなくなり、コーヒーを飲めるようになったいまも
それは本質的には変わっていない気がします。

同じような場面が小説に出てきてびっくりしました。
ひさしぶりに、負けず嫌いということを思いました。