道フェチによる考察

ミヤタです。
道が好きです。ずっと続く細い道は特に。

京都にはそんな道がいくつかあります。
ゆっくりゆっくり、歩くのが好きです。

特別に好きなのは、夕暮れの時間に西へ向かって歩くこと。
夕焼けと、それにともなって変わる道や建物の表情を
見ながら歩くのは、本当に好きで心落ち着く時間です。
ピンクに染まるひこうき雲が、道と平行にのびていったり。
東西南北に道が走っている京都ならではの風情だなと思います。

でもここでひとつ問題が。
いつも西向きに歩いている道を、東向きに歩くと
なんだか違和感を感じてしまうのです。

新鮮な感じはするのですけど。
あまりに一方向からの景色が心に残っているので
逆行、という言葉が頭に浮かんでしまいます。

いいことを思いつきました。
東に歩きたいときは別の道を歩けばいいのだと。

1本北の道を選んでみました。
ちいさくて趣のあるお店がたくさん見つかりました。

古いお店は、閉まっていても大きな看板がついていて、
見とれてしまいます。「味噌」とか「染」とか。
木の看板に、漢字はこんなに似合うんだと思いました。

それを順番に通り過ぎていくことが東向きのたのしみになりそうです。