今年読んだ本のこと。
ミヤタです。
2006年もあと2週間です。
今年印象に残ったものごとを書いておこうと思います。
ベタベタすぎる企画ですが・・・
まず、本のこと。
本が好きで、よく読みます。
出張とかで移動が多いので文庫を持ち歩くことが多いです。
休日は時間があるとカフェにはいってひたすら読書、ということも。
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■『博士の愛した数式』(小川洋子著: 新潮文庫)
この本は、スターバックスで一気に読みました。
美容院終わって、三宮でぶらぶらしようかなと思いつつ
お昼を食べにはいったスタバで2時間。
一気に読んでしまいました。最後は泣きながら。(笑)
博士の数学を愛する心は、謙虚で不器用で、でも純粋で深くて。
ひとを愛する心もおなじ場所から生まれてくるんだなと。
美しくて、悲しいお話でした。
あ、映画のほうは見てません。
■『海のふた』(吉本ばなな著: 中央公論新社)
ひとによって好き嫌いがだいぶあるようですが(笑)、
ぼくは、吉本ばなな、大好きです。
夏のお話なのですが、全部が美しい詩のようで、
風景と心情の描写がすばらしい。
吉本ばななには『TSUGUMI』という有名な小説があって
すごくすごく好きなのですが、通じるものがあります。
■『青空感傷ツアー』(柴崎友香著: 河出書房新社)
映画化された『きょうのできごと』の作者です。
このひとの作品は文庫化されたものは
全部読んだけど、これがいちばん好き。
関西のひとらしく、登場人物はみんな関西人で、
「関西っていいなぁ」と思わせるやりとりがいっぱい。
四国を旅しているとき、音生がふともらしたひとこと、
その言葉と空気感の表現がすごいと思った。
■『九月の四分の一』(大崎善生著: 新潮文庫)
今度映画化される(らしい)『アジアンタムブルー』の作者。
短編集です。
出会いながらふとしたことで恋にならなかった
男女の物語がつづられています。
このひとの作品には、人生観のようなものが
かたちを微妙に変えながらはいっていて、
おもしろいなと思ったり重いなと思ったり。
でも考え続けることが大切なんだろうなと思います。
*
あらすじの説明がなくてごめんなさい。
苦手なんです。
書くとどうしても自分の言葉になってしまうので^^;
これをみて興味があれば、ぜひ。
本は全部お貸しできます。