川と橋と桜とコロッケと、電車。

ミヤタです。
先週の土曜日、嵐山に行きました。

関西8年目にして初の嵐山。
観光地の雰囲気は好きなんだけど人が多いのは苦手で、
いままで足が向いていませんでした。
春と秋がいいけど、どちらもすごく混むと聞いていたので。

土曜はすこし雨の降る寒い日でした。
そのせいか人もまばらで、ゆっくり静かに歩けました。

最近よく京都に行くので、阪急京都線に乗るのですが
河原町まで行くことが多くて、桂からの嵐山線の風景ははじめて。
電車が枝分かれして、知らない場所に行く感じはひさしぶり。
どきどきしました。

もちろん住んでるひともいるんだけど、
はじめて訪れる場所は日常と別世界で
駅に植えられている桜にも、こじんまりした住宅街にも
いやおうなく目を奪われてしまいました。

阪急嵐山駅をおりて有名な渡月橋を渡り、
嵐電(京福)嵐山駅までぶらぶらと歩きました。
川向こうに見える、手の届かない桜がきれいだった。
近くで咲きほこる桜も迫力があって好きだけど、
遠くにちいさく見える桜も好きなんです。
小雨が降っていて、かすんだ山がきれいでした。
川と橋と桜を見ながら食べたコロッケがおいしかった。

帰りは嵐電北野白梅町まで出て、
そこからバスで烏丸まで行って、阪急で帰りました。
嵐電の、想像以上のローカルぶりにときめいてしまいました。
単線、ワンマン車両、駅から見えるささやかな商店街。
路面電車のような駅の感じとか、民家にほど近い
ところを走るのは鎌倉の江ノ電によく似ています。

近いけどちょっと非日常の場所。
秋にまた行きたいなと思いました。