車窓?

ミヤタです。
電車が走りながら追い越しをするとき、いつも不思議な気持ちになります。

相手の電車の車内が、停まってるように見えるからです。
すごく近い距離で。

同じような空間なのに、決して触れることはない。
同じ電車の別の車両よりもずっと近いのに。
夜は特に電車の車内がぼうっと明るいので、
なんとも言えない気持ちになります。
あたたかいようでよそよそしい、不思議な空間。

思えば、地元の電車では走りながらの追い越しはありませんでした。
駅で片方が停まっているときの追い越しばかりです。
いまよく乗ってる阪急でもほとんどないのですが、
神戸線京都線が出入りする梅田駅の近くでは
電車の並走を体験することがあります。

別のホームから出て近づいて、しばらく並走してから離れていく。
同じような空間が、遠く離れていく。

おかしいようなさみしいような気持ちになって、
思わず相手の電車の車内をずっと見てしまいます。