五感

ミヤタです。
ロールケーキの話ではありません。

先週は雨の日が続きましたね。
いま住んでいるあたりには大きな家が多く、その庭から雨のにおいがしました。
そして、はじめて名古屋でひとり暮らしをして感じたことを思い出しました。

それは、人間が持っている五感のうち、
都会では視覚と聴覚を積極的に使う割合がとても高いということ。

田舎では、四季のうつりかわりを植物や風のにおいで感じることができます。
また、肌に触れる空気の重さなんかも季節や天候で全然ちがう。
そういったものが都会ではあまり感じられず、人間がつくりだした
情報を目で追っている時間が長いんだと気付きました。

名古屋で、当時住んでいた家の近くで雨のにおいをかいだとき
同じようにそんなこと考えたのをいまでも鮮明におぼえています。

音も、そうです。
常になにかの音が鳴っていてそれが情報をもっている。
田舎にいると、わざわざ耳を澄まさなくてもよくて
リラックスした状態で音が耳に入ってくる。
基本的に静かなので、なにか物音がすれば自然と気付く。

目と耳が常に疲れているのは悲しいことだなと思います。
本来、なにかを感じることはとてもたのしいことなのに。

都会にいても、リラックスした状態で五感を使えたらなと思います。
美しい四季のちいさな変化を感じられる余裕を持ちたいものです。