おばあちゃんの手

 ミヤタです。
この三連休はおばあちゃんと過ごしました。

母方の祖母、90歳。
こどものころは本当によくかわいがってもらいました。
電車で1時間ほどのところに住んでいるおばあちゃんの家に遊びに行くのが大好きでした。
夏にはよくその居間で弟と扇風機に当たりながらテレビの高校野球を見ていました。

正月以来ひさしぶりに会ったおばあちゃんは、すこし弱ったようにみえたけど
あいかわらず自慢をしたり偉そうにするところがまったくなくて
素直で正直でかわいらしいおばあちゃんのままでした。

小柄なおばあちゃんの手が、
思ったよりも大きくてごつごつしていることにはじめて気付きました。
さわるとすべすべして、骨ばって大きな手。

別れぎわ、握手をしました。
特になにをしていたわけでもなく、止まっていたような3日間という時間が
実はとてもしあわせなものだったことを、その手の感触が教えてくれました。

またね。
元気でまた会おう。