最近見た映画

こんばんは、タケムラです。
今回は、最近見た映画のお話です。

先月末と今月の初めにチェ・ゲバラの映画、
チェ 28歳の革命」と「チェ 39歳別れの手紙」の2本を見ました。

以前に、「チェ・ゲバラ伝」という本を読んでから、
その革命家としての生き方に感激し、すっかりゲバラ好きとなった私は、
公開前からとても楽しみにしていました。
また、こうしてゲバラに注目が集まる日が来るなんて!

映画は、前半がキューバー革命の成功まで、後半がボリビアでの死までを描いています。
ただ淡々と、ストーリーが進んできます。本当にただ淡々と…(笑)
細かい解説もなく、大掛かりな盛り上がりもありません。
主人公に感情移入するのでなく、一歩引いてゲバラの一生を隣で見ているよう。

ラストのシーンでは、終末に向かってじわじわ追い込まれていく恐怖を感じました。
ソーダバーグ監督は、「死」に向かうゲバラがどういう生き方をしたのかを描きたくて、
この映画を作ったというのを雑誌で読みました。
描きたかったのは、革命の成功や失敗ではなくゲバラ人間性だと。

映画の中では、心に残る印象的な場面が沢山ありました。
歴史上の革命家という遠い存在ではなくではなく、
ゲバラという人はきっとこんな人だっただろうなと思わせてくれた、そんな映画でした。