はじめてのJ-POPは (前編)
ミヤタです。
いままで聴いてきた音楽について、すこし書こうと思います。
ピアノを習っていたこともあって、
高校生まではクラシックばかり聴いていました。
潔く骨太な旋律と音の響き。
彼の出す音が、好きなんだと思います。
ただ、32曲あるピアノソナタのうち30番と31番に関しては例外で
クラウディオ・アラウというピアニストの演奏が好きです。
あまり有名でない、ベートーヴェン晩年の、しずかな2曲。
いろんなひとの演奏を聴きましたがアラウの演奏が特別に好き。
すごく繊細な音を出すひとで、その音とリズムがしみいるようです。
そのうちオーケストラを聴くようになったりしましたが、
全体的にはピアノ曲を多く聴いていたように思います。
偶然手にいれたCDでショパンを聴き、なんて叙情的なんだろうと思いました。
リヒテルという素晴らしいピアニストに出会ったこともあり
ショパンばかり聴いていた時期もありました。
高校生の最後のころはバッハもよく聴きました。
母がよく聴いていたグレン・グールドの演奏。
グールドというひとは、うなりながら演奏するので有名なのですが
それが全然耳障りでなくむしろ心地よくて驚きました。
バッハの音楽は美しくて神秘的で、自分では弾ける気がしませんでした。
技術的に弾けても精神的にはとても無理と。
今ならどうだろう、とふと思うことがあります。
思いのほかクラシックで長くなってしまいました。
大学生でJ-POPにはじめて出会う、後編につづく。