わってしまいました

ミヤタです。
ワインのボトルを割るという体験を、生まれてはじめてしました。

びっくりしました。
日曜の夜。キッチンカウンターに置いていた
赤ワインのボトルにちょっとした動作で軽く手が触れて、
フローリングの床に落ちて割れてしまいました。

ちょっと触れたぐらいだったので、ゆっくりとバランスを崩して落下。
でも救うすべはありませんでした。
映像と音がゆっくり感じられて、なんだか美しかったほど。

中身が入っていたので悲惨なことになりました。
割れたガラスが赤い海に浮いているような感じ。

しばらく固まって「うーん落ち着こう」と思い、対策を考えました。

大きいガラスを拾ってから、
とりあえず水分がなくなるまで床を拭いて掃除機をかける。
ひととおりキレイになったらまた床を拭く。

それを何回も繰り返しました。
フローリングの目につまったガラスの破片を見逃さないように。
どこかに飛んだワインのしみをはやめに拭き取れるように。

異常な状況だったのでなんだかテンションが上がってしまい、
普段動かさない棚を動かしたりして一心不乱に掃除してしまいました。
掃除機のゴミパックを交換して吸引力が回復したのに感動したり。

ガラスの破片って美しいんですね。
どの大きさでも、同じようにアンバランスでするどく尖っていて。
そしてワインの瓶の深い色がその断面でグラデーションになって。

作業の後半、発見するたびにうれしくなりました。
宝探しをしているような錯覚に陥る。

いや、危険なのはわかっているんですけど。

じゅうぶんに時間をかけて掃除したので、前よりもキレイなぐらいになりました。
あとは壁紙に残ったワインのしみをおとすための漂白剤を探そうと思っています。