iBookとドット欠けと、宵の明星
ミヤタです。
新たな発見をしました。
使っているパソコン、iBook G3の液晶画面にはドット欠けがあります。
画面のまんなかすこし上のほう。
これには、気付いていました。
ドット欠けは液晶の画素が点灯しなかったり常時点灯になったりして
正確に色を再現できない現象で、避けられない不良だと聞いていました。
いつも白く見えるので常時点灯状態になっているようです。
電源を入れ、立ちあがるときには美しい青の画面になります。
青空が夕闇に変わる、透明な青とよく似た色。
そのときにドット欠けが白く輝いて夕闇に映える金星のようだと思いました。
ちょうど山のむこうから昇りはじめるくらいの位置。
わずかな時間でデスクトップの画面になってしまうその儚さもいい。
最近、起動画面をじっと見ていることが多いです。
Mac OS Xが発表されたとき、スティーブ・ジョブズは
「なめたくなるほど美しい」という表現をその操作画面に使いました。
そういうことね、さすがスティーブ!というわけではないでしょうけど
この素敵な偶然に気付いてよかったと思いました。
ちなみに、シャットダウンのときはより淡い青が一瞬みえます。
このときのドット欠けは明けの明星に見えなくもありません。
シャットダウンは、時により画面の色が微妙にちがうので、
毎回ちがった風情があって美しく、たのしみです。
起動よりもさらに一瞬で、よく見逃してしまいますが。