季節がかわるとき

ミヤタです。
ついにあきらめて長袖を着ました。

可能なかぎり半袖で過ごしたいと思っていたけれど
この週末の夜の冷え込みには勝てませんでした。

天気がいい日の日中はあたたかく「半袖でよかった」と思っても
夜になり、街ゆく人のあたたかそうな衣服をみて「いいな」と
思ってしまったらもう負けです。

季節がかわるとき、心の持ちようやまわりを見る目が
がらっとかわるような気がしています。

ふと長袖を着てみれば、街路樹は葉をおとしはじめていて
人々はつめたい風にふさわしい服装をしている。
素材も、色も。

なぜか、数年前最後に訪れたソウルの街並を思い出しました。
例年になく暖冬だと言われた冬。
街路樹は葉をおとし、人々の服装はさすがに重装備で。
すとんとおりてきた闇に、さみしさを感じたけど
都会の夜は明るくて活力に満ちていました。

思い出すことすら何年かぶりだったと思います。
季節がかわることは、別の国に行くこととすこし似ているのかも。
一度行ったことのある、普段生活していない国。

仁寺洞の石畳に舞う落ち葉が美しかった。
あたたかいお茶を、飲みたくなりました。

*

↑この街(インサドン)の漢字を調べるために引っ張りだした
ガイドブックをみたら懐かしい気持ちになりました。
こうやって、秋の夜は更けていくんですね。